冬のフランスドライブ旅行記 4日目(2008/12/26) ② グルノーブル→ル・ピュイ・アン・ヴレイ→ヴィシー [フランス旅行]

昼過ぎまでグルノーブルでのんびりした後、
本日の宿泊予定地、ヴィシー Vichyに向かう。


大きな地図で見る

途中で、ル・ピュイ・アン・ヴレイ Le Puy-en-Velayに寄った。
かなり小規模な町であるが、中世の雰囲気が残っており、カトリック的には有名な場所。
『サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路』の重要な拠点のひとつだから。
1990年代にこの巡礼路が世界遺産登録されたことで、
巡礼する人が増えたということである。

今年に入ってだったと思うが、たまたま、TVをつけていて、眼にした映画。
『サン・ジャックへの道』

サン・ジャックへの道 [DVD]

サン・ジャックへの道 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • メディア: DVD



サン・ジャックとは聖ヤコブのことで、スペイン語でサンティアゴとなる。
この映画でも、ル・ピュイを起点に巡礼をはじめるという設定であった。
たまたま見ることになった映画だったが、意外と面白くて最後までみた。
とにかく、この巡礼路の景色が(とくに自然が)非常に美しくて、
これならば、とくにキリスト教に興味がなくても、この道を歩いてみたいと思った。

さて、我々が到着したル・ピュイ・アン・ヴレイはどうも何日か前に雪が降ったらしく、
道端や車の上に雪が残っていた。

DSC06901b.jpg

奥にみえている建物が巡礼路の出発点になる
ノートルダム・デュ・ピュイ大聖堂である。
石畳の道に路上駐車の車がびっしり並んでいるところがとてもヨーロッパらしい。


DSC06905b.jpg

岩山の上に教会がたっていたり、
DSC06909b.jpg

さらに別の岩山の上に赤い巨大なマリア像があったり。
DSC06907b.jpg
そういえば、日本でも、小高い丘の上に観音様の像があったりするが、
どこの国の人も似たようなことをするものだと思う。

見どころの多そうなところだったが、けっこう遅くなってしまったので、
ゆっくり内部を観光はせずに、出発。


クレルモン・フェランの市内には入らずに、ヴィシーへ向かう。
クレルモン・フェランの近くを通るころにはもう陽が落ちていたが、
そのあたりは雪が降り積もっており、
丘陵地帯が白い雪で覆われ、家の灯りがぽつぽつと灯っている様子は
私が昔憧れて思い描いていた外国の雰囲気そのものであった。
(何故か昔から、城や街よりも田舎景色への思い入れが強い)
そのシーンを写真に撮りたくて路肩に車を停めようとしたが、
スタックしそうで断念。

そしてヴィシーに着くころ、私は生まれて初めて「時差ぼけ」というものを経験した。
それまで西回りだろうが東回りだろうが、海外にいっても
何もおきず、皆のいう「時差ぼけ」とは何のことなのかよくわからなかった。
私は、もともと生活が不規則で、睡眠時間の長短に関係なく、昼間でも寝ようと思えば
どこででもいつでも眠れるし、まず寝付けないなどということもなく、
時差ぼけになりにくい体質だったのだろうとは思うが。
その時は急に、夜7時ごろに、耐えられない眠気に襲われて、
スーパーで買い物をしている最中に立っていることもできないほど
眠くなってしまった。本当に睡眠薬でも盛られたのではないかと思うほどに。。。
ホテルに着くなり、爆睡。
食事のために起きるような気配もなく、
夫は仕方なく、ルームサービスにてカレーを注文。

少し寝ると、眠気も落ち着いて、スーパーで買った激安Chabrisなど
飲んでみたが、これがけっこう美味しかった。
DSC06915b.jpg

それ以降海外にいってもやはりあまりひどい時差ぼけに陥らない。
せいぜいちょっと眠くなる時間が早かったり遅かったりするだけで、
それも我慢できる範囲内で、活動を阻害するほどの症状はでない。
なので、あれは一体なんだったのだろうか と今でも思う。








nice!(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

冬のフランスドライブ旅行記 4日目(2008/12/26) ① グルノーブル [フランス旅行]

この日、快晴。
アルプス地方なので、寒さを心配していたが意外と暖かくて、外も気持ち良い。
朝からグルノーブルの街を歩いてみる。

DSC06852b.jpg

DSC06857b.jpg

古き良きヨーロッパの街の雰囲気。
グルノーブルの歴史は古く、ローマ帝国の時代から街が存在していたらしい。
街にも電飾があったり、メリーゴーラウンドがあったりと、クリスマスシーズンらしい
雰囲気は感じるけど、日本のクリスマスのデコレーションよりは
かなり控えめな感じ。
やはり日本はアメリカ文化を多分に受けているのだろうと思う。

街頭に小さな市が立っていたりするのも、フランスらしい。
DSC06859b.jpg

DSC06863b.jpg


DSC06867b.jpg


このあと、丘の上にある、バスティーユ城塞へ。
DSC06872b.jpg

こんなかわいいロープウェーで登ることもできるのだが、
DSC06874b.jpg

我々は車で。
DSC06868b.jpg


ここからはグルノーブル市街が一望できるだけでなく、
アルプスの峰々、場合によってはモンブランも眺めることができる。

DSC06883b.jpg

モンブラン方向。しかし、霞んでよくみえず。。。
DSC06881b.jpg

街側は逆光とガスとであまり視界がクリアでない。
DSC06890b.jpg

DSC06871b.jpg


確かこのころは、まだ松井選手がグルノーブル・フットに所属していた時期だったと
思うけど、さすがにここまでくると、殆ど日本人に遭遇しなくなる。

nice!(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

冬のフランスドライブ旅行記 3日目(2008/12/25) シャモニー [フランス旅行]

この日の宿泊地はリヨンの南東およそ100Kmに位置する
グルノーブルGrenobleの予定なので、まずはグルノーブルまで
走って荷物を置いて、さらに食品の買い出しもしてから、
本日のday-trip先を考えた。

昨日の曇天から回復し、けっこう天気がよい。
スイス風の風光明美なアヌシー Annecyに行くという案もあったが、折角真冬なんだし
ということで、もっとディープにフレンチアルプス方面にいくことにした。
道路状況が許すならシャモニー Chamonix-Mont-Blancまで行くということで。


大きな地図で見る

山間部に入っていなくてもさすがに気温は低く
池も凍っている。
(ただし、鳥なら大丈夫だけど、私が乗ると間違いなく割れる薄氷状態)
DSC06822b.jpg

DSC06827b.jpg


車窓からは点々とスキーリゾートが見え始め、、、
DSC06834b.jpg

山も近くなり、
DSC06844b.jpg

シャモニーに近づくと、道路の看板に『トリノ』などが見え始める。
スイス、イタリアとの国境に近いことを実感。

そしてシャモニーに到着。
ごつごつとした山肌に雪とガスをまとったアルプスの峰々に抱かれた街。

DSC06849b.jpg


クリスマスとはいえ、さすがに世界有数の山岳リゾート、けっこう賑わっていた。
ちなみに、この近くのトロワバレーには、
イギリスから直通のユーロスターが来ているということで、
ヨーロッパというところは本当に便利ですね。。。

DSC06848b.jpg

おそらく気温は氷点下だっただろうと思われるが、
カフェの店先には外でお茶の時間を楽しむためのパラソルが出ていた。
(もう遅いのでさすがにたたんであったが)
ヨーロッパの人は本当に屋外ティータイムがお好きですね。
でもさすがにストーブも置いてあるけど。
我々も、彼らに倣って、屋外テーブルでホットチョコレート chocolat chaudなど
飲んでみた。
寒いときにはあたたくて甘いものが身に滲みる。。。

DSC06850b.jpg

スキーができれば、このようなところでスキーしてみたい! と思うのかも
知れないが、
私はボーゲンができるかできないか程度の超初心者なので、
まあスキーはまた日本で近くの山ですればいいや と思い、
雪山をあとにする。

ちなみに夫はフランス滞在中に何度となくこのあたりのスキー場で
滑ったそうであるが、
やはり眺めの雄大さはスゴイらしいので、
そういうのを見てみたかった気もする。


さて、クリスマスの夜はグルノーブルのキッチン付きホテルで自炊である。
メニューは鍋。
スープや乾物は日本から持参し、野菜と肉は現地調達。
しかし、野菜や肉の種類が日本とは違って
ホウレンソウの一種みたいなもの(けど、日本のホウレンソウとは違う)や、
葱の一種みたいなもの(日本のネギとは違う)や七面鳥?みたいな
肉を入れたりしたので、微妙な味になってしまった。
けど、夫は日本食に飢えている ということで、これでもOK。





nice!(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。