冬のフランスドライブ旅行記 5日目(2008/12/27) ①ヴィシー→シャンボール城 [フランス旅行]

前日の強烈な睡魔も、一夜ですっかり去り、元気になった。
泊っていたヴィシーは温泉地として有名なところで、
他にはその源泉の効果を利用してミネラルウォーターとか化粧品だとか
ヴィシー産のものは他の地域にいってもよくみかけた。

宿泊していたホテルSofitel Thalassa Vichy Les Celestinsにも
もちろんスパがあって、たぶん私が寝ている間に温泉好きの夫はスパにいってきたのだろう。
このホテルはスパリゾートのホテルであるから、
部屋もよい香りが漂っていて、よいホテルだった。
ただ、私は文字通り爆睡していたので、ホテルの質など
あまり関係なかったのではあるが。

ヨーロッパでは飲泉文化があるので、
ヴィシーにも飲泉のための施設があるのだが、
朝早いせいか、クリスマス休暇シーズンだからか
閉っていて、結局ヴィシーは宿泊しただけで、後にすることになった。

ちなみにヴィシーは非常に小さな街だが、
ナチス・ドイツによる北フランス占領時、首都になっていたところでもある。


この日は、北上して、ロワール地方へ。
まずは、シャンボール城 Chateau de Chambordをめざす。

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走ったルートの詳細は、もう憶えていない。
実際には、カーナビTomTomを駆使して、あとは
夫の好みで高速にのったり降りたりしながら走ったと思う。

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ただ、このTomTomはときどきとんでもないルートを提示してくることがあって
この日だったかいつだったか、
TomTomの提示したルート通りに走っていたら
牧場と農家の隙間の、車一台通れるか通れないかのような道
(日本なら軽トラしか走らないような道)に
入ってしまって、びっくりしたこともある。
垣根の隙間から出ている牛の鼻先スレスレを走ったり。。。
日本のカーナビも同様で、ときどき迂回路として
とんでもない狭小道を提示してくることがあるけれども。
まあ、こんなことも車旅ならではなので、面白いといえば面白い。


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この日は快晴で、雪も降っていないし、一見あったかそうにみえて
実は大変寒い日であった。
昨日のようなうす曇りでやや湿度の高い日ではなく、からっと
ものすごく湿度が低くて、乾燥して、気温が低い。

シャンボール城に向かう道は、森の中をまっすぐに走る道で、
いけどもいけどもひたすらまっすぐだったように思う。
ずっと同じ種類の木の森の中で。周囲の景色がかわらないので、
一瞬ぼーっとしてしまうのが、対向車が来ると、ハットする。
フランスでは、一般道でも制限時速90Km/hのところが多く、
こんなまっすぐな道ではおそらく皆さん90km/h以上出しているので、
すれ違いの時に、風圧みたいなものを感じてドキッとする。


シャンボール城。
駐車場側(裏手)からの眺め。

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正面から。
入り口脇に停めてある四駆がなんともミスマッチ。
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いかにもお城~という感じである。
(本当の中世の城なので、当たり前なのだが、テーマパークなど
他の場所で城っぽいものをあまりに目にする機会が多いせいか、こう思ってしまう)


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クリスマスツリーが飾られていたりした。
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けれど何よりうれしいのは、この暖炉。
やはり燃える炎は本当に暖かい。
城はとても広くて、屋内とはいえ相当寒いので。

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さて、城の上から眺めると、、、
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やはりあれだけまっすぐな道をビュンビュン走ってきただけあって
ものすごい大平原であった。
この城の敷地面積だけで、パリ市に匹敵するという、広大な森林公園なんだって!
木の葉がすべて落ちているので、寒々しい雰囲気だが、
他の季節はさぞかし美しいのだろう。
城めぐりはあまり冬にするものではないかもしれない。。。

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