京都紅葉 2007 ⑤

知恩院。



秋らしいやわらかな、長く影をつくる光の具合が素敵...







この京都への小旅行で一番気に入った場所は、ここ。
『水路閣』


明治時代の建築物で、南禅寺の敷地内にある。
寺の敷地にあるのだから和洋折衷といえば、和洋折衷なのか。
これが、そもそも異国情緒豊かな神戸や横浜にあるのでなく、
京都の由緒正しい寺院にあるところが、また、いい。
比較的近年のものでありながら、煉瓦の少々色褪せ、苔生したかんじ、
このひっそりと涼しげな雰囲気がいい。




南禅寺。







この日、祇園の甘味処でわらびもちなどいただいて、休憩したが、
行列ができるのは土曜だから仕方ないとしても、品物のお値段にけっこう驚いた。
祇園価格なんでしょうね。


ところで私のとった写真は何故か、建築物と紅葉とがうまく構図の中に収まっておらず、
建築物が木のバックに隠れてしまっているものが多い　と今気付いた。反省...
まだ紅葉が部分的であったことと、太陽の位置が低いので逆光とかそういう問題も
あったのだと思うが.....

紅葉と言うと、実は個人的に一番好きなのは、ブナや台湾楓のような
穏やかな色合い（さらにこのような色合いが混じった森林）である。
京都の紅葉はもみじの深紅と苔の緑のコントラストが印象的だった。
京都の紅葉の風景は、自然本来のものではなく、いわゆる庭園美というか大きくカテゴライズすれば
人工のものの範疇に入るだろう。
とはいえ、古来から自然をうまく日常に取り入れてきた日本人の美的センスが反映されて
調和のとれた美しさになっているのだと思う。
京都はやはり京都。
またゆっくり訪れたい。

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京都紅葉 2007 ④

3日目の朝。京都最終日であり、土曜日。
今日はどこも人が多そうだな～と思いながら、出かける。
前日まで曇りがちだったのが、この日は割に晴れていて気持ち良さそうだったし、
行動範囲が広くなりそうだったから、レンタサイクルにした。
4年前のことだけど、今から思えば、若かったな～なんて...

まずは、東福寺へ。
通天橋。　やはり人がいっぱい。

紅葉はやはりまだ真っ盛りではない感じだけど、
緑の残っている方がコントラストがついて良いのかも。
緑と赤は補色の関係だし。






昼ご飯は、京大の近くの『進々堂』でとり、またサイクリング再開。
真夏の京都でサイクリングしたいとは思わないが、
この時期は少々運動しても涼しいし、かといって風を切って寒いほどでもないから、最適。
しかも、京都は細かい路地が多く、小さな小洒落たお店が点々とあるので
自転車で走りながら、眼に着いたところで、行き当たりばったり的に立ち寄るのにもいい。


哲学の道あたりにいた　ねこ。


哲学の道は、桜の木が多いからか、葉の落ちている木が多い。

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京都紅葉 2007 ③

嵯峨・嵐山の紅葉めぐりはこのあたりで切り上げ、
次は拠点を東山エリアに移す。

もう辺りは暗くなっており、ここからはライトアップを楽しむことに。

まずは、高台寺から。

写真はカメラの高機能のおかげで、かなり派手に撮れるのだけど
実際にはもう少し幻想的な雰囲気だった気が....

でも、同じライトアップなら、個人的には桜のほうが好きかも。
紅葉はやはり自然光でみるのがよいと思う。

竹林のライトアップは、さらに幻想的で、幽玄の世界という感じでしょうか。





次に、ライトアップといえば、の清水寺へ。

ここも紅葉はもうちょっと早いかな～という感じ。
しかし、京都の夜景もみえたりするので、
ライトアップ見物には最適の場所なことは確か。

おそらく小学校の修学旅行以来の清水寺だが、夜は夜でなかなか良い雰囲気で。


この周辺の二寧坂や円山公園周辺の散策路は
本当に京都らしい、よい雰囲気で、
季節にかかわらず、京都に行った時には立ち寄って、ぶらっとすることにしている。

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