ドイツ・チェコドライブ旅行記4日目 (2011/8/30) ベルリン→リューゲン島① [ドイツ・チェコ旅行]

先進国の都会は店や商品がどこも似ていて、どこにいっても
そうかわらない印象をうけることも多いし、
所詮、都会はただの都会だ と思ってしまって特別面白いとも思わないことが多い。
そもそも、ドライブ旅行なので、移動そのものや景色を楽しみたいわけであって
都会の喧騒などできたら避けたいというのが本音。
なので、今回もベルリン滞在を特別楽しみにしていたわけではないのだが...

ベルリンは予想に反して大変に楽しかった!!

歴史あるヨーロッパの街ではあるが、気取った感じもなく、先進的なものも好む雰囲気もあり、
硬質でありながら、機能性・デザイン性にすぐれた建物や製品、
そして、多種多様で、気さくな感じの人々。
ベルリンにはもう少し、ゆっくり滞在してみたかった...
住んでも面白そうだな、と思う街だった(そんな機会はほぼ、ないけど)。
その上、ベルリンではほぼどこででも英語が通じる。
そして相手の話す英語は片言なんていうレベルでは全くなく、スラスラと皆さん
非常に発音がキレイで、うらやましい限りである。

この日、ベルリンを去るわけだが、必ずみておこうと思った場所が残っており、
それはもちろん、ベルリンの壁である。
この年、2009年は壁崩壊から20年の節目の年で、イベントなども多く予定されていたようだ。
そもそも、この壁の崩壊の映像は、うら若き頃、リアルタイムでみたのであり、
思春期であった私は、「国」というものが変化していくということに強烈な印象をうけた。
当時の日本は冷戦関係のニュースこそ流れてはいたが、
バブルの最中にあって国家としては安定していたのであり、
その中で戦争も知らず安穏と学校に通っている身には、
「国家が変化していく」ということがあり得るということ自体が驚きであった。

逆に今から考えると、私の子供のころという一応大昔でもない時代に、
まだ、人を壁の内側に閉じ込めたり、自由を奪ったりすることが、
公然と行われていたこともこれまたすごいことである。
あれから20年しかたってないのだ、まだまだ、今も人間社会は発展途中なんだろう...

ベルリンの壁が残されているところにいくと、観光バスなども停まっており、
やはり一種の観光地になっていた。
意外と落書きも少なく(もともと落書きだらけで、補修したらしいが)、
自由なアートの壁になっていた。

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シュールな絵や
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この絵、インパクト大きいので有名みたい。
(旧東ドイツのエーリッヒホーネッカー議長と旧ソ連のレオニードブレジネフ書記長の[黒ハート]

よく意味のわからない絵や
DSC09385b.jpg
何故に日本への迂回路なんだか。

壁の上の部分が蒲鉾型なのは、壁を越えての逃亡を防止するためらしい...

かつての壁の中と外
DSC09394b.jpg

この壁アートをみたあと、ベルリンを出て、バルト海沿岸のリューゲン島に向かう。


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