初秋の北陸東北ドライブ旅行記⑤ 白神山地 [北陸・東北]

旅行の終盤、最後の目的地であった白神山地へ。
秋田県北部を日本海沿岸を通って北上。
海岸線はとても綺麗で、海のすぐ傍を走る線路(五能線)の風景もなんだかノスタルジックだった。
けど、ここであんまりのんびりしていると、復路の行程がキツイので、
美しい景色を後目に、先を目指す。
『アオーネ白神十二湖』で昼食後、日本海と別れて山側へ。
お店やレストランで店員さんと会話すると、ふだん聞きなれない東北のアクセントが
なんだか新鮮で、耳に心地よい。

相変わらず、下調べ不十分な我々は、白神山地は世界自然遺産なので、簡単にクルマでは入れず、
相当歩かないといけないのではないかと思っていた。
しかし、実際には、行ってみたいと思っていた十二湖などは、登録地域の外にあるようで、
駐車場から簡単に(拍子抜けするほど)歩いて行けてしまう。
(もちろん、世界遺産の核心地域に指定されているところには、簡単には入れない様子であった)

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十二湖の中でも特に美しいといわれる『青池』。


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水深9mほどもあるそうだが、湖底がみえ、やはり水の透明度が高い故なのだろうと実感する。

しかし、水面の反射や表面のさざなみ、木々の映り込みで、なかなか見た通りの写真をとるのは
難しい場所だった。 
こういう時、PLフィルターって、おそらく役に立つんだろうな。。。
ずいぶん以前に、勢いこんでPLフィルターを買ったというのに、ろくろく使わないままどこに
しまいこんだのやらわからなくなってしまったけど。。。

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このような深い森の中で、あのような美しいブルーの湖。
超絶幻想的な雰囲気なのだけど、ここは有名な観光地でもあるので、
平日とはいえ、訪れる人の数は多い。ガイドさんに先導された団体さんが歩いていたり。
すると、旅行者たちの、ものすごく現実味のある、生活感溢れる会話も必然的に聞こえてくるし、
撮影スポットも順番待ちだし、そんなこんなで、あまり幻想的な気分にはなれなかったりする。
仕方のないことだけど。


次に、沸壷の池。

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水の色は、池によって異なる。
この池のほうがより明るい感じ。



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前日に、八郎潟のホテルにおいてあったパンフレットでも見たけれども、
このあたり一帯、紅葉の頃は鼻血がでそうなほど綺麗なようで。。。
いつかは、紅葉時期に東北旅行をしてみたいものだ。

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意外とあっさりトレッキングを終了(というほど歩いてない)して、
次に向かうは『白神ライン』。比較的長距離のダートである。
せっかくSUVに乗ってきたので、ここを走って、弘前に向かうことにする。

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砂利道に揺られまくりながらの木漏れ日ドライブ。

山の中の未舗装道ときくとちょっと恐ろしげだけど、実際には、未舗装部分はそう長くはなくて、
アスファルト道の中にところどころ未舗装部分があるという感じ。道幅もめちゃくちゃ狭いわけでもない。
しかも、普段四国の山道を走りまわっている私達としては、道幅や道のうねり具合は、
なんら特別なものではない。
四国は一歩山に入ると、こんな道ばかりだし(さすがに舗装はされているけど)。
白神ラインを走っている時も、なんだか徳島の山道を走っているかのような感覚にとらわれてしまった。
植生はおそらく違うのだろうけど。あとひとつの違いは、白神ラインはまずまず交通量が多いことか。
さすがに観光地だから。

津軽峠にて。
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逆光の白神山地。

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この津軽峠の近くに、ブナの巨木、マザーツリーがあるらしい。
...ということは、後で調べて知った。
津軽峠でクルマを止めて、休憩したりしたというのに、案内板に気づかなかった。。。
行けばよかった~と帰ってから後悔。





さて、弘前に入ると途端に、りんごの生産量日本一というだけあって、本当に至る所にりんごの樹があり、
色づきかけのほのかにピンクのりんご達がとても可愛らしかった。
そして、弘前は、最近の私の趣味のひとつである、『こぎん刺し』の発症の地でもあるらしい。
というからには、、、
わざわざ、こぎん刺し材料を売っている手芸店を教えてもらって、こんな買い物を。

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こぎん刺し用の、糸と布と、それらのカタログ。
こういう材料は、地元の手芸店には売っていないから、嬉しい。


私が、手芸店でお買い物をしている間、夫はナビを調べていたらしく、
「今すぐ出れば、十和田湖に行く時間があるかもしれない」と急かすので、
後ろ髪をひかれつつも出発。

というわけで、急いで十和田湖に向かってみたけれど、やはり遠くて、明るいうちには到達できず。。。

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まあ、暗めなのは、それはそれで、幻想的かも。
いずれにして、これがこの旅行の最後の訪問先となった。
ここから一挙、帰路へ。
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