銀世界のドライブ旅行記@富良野 ② [富良野(冬)]

スノーシューは初めてだし、そもそもスノーシューを持ってもいないので、
今回はガイドさんのつくスノーシューツアー(といっても参加者は我々2人だけ)にしてみた。

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場所は、富良野市の中心部から20Kmくらいの麓郷の森というところ。
『北の国から』のロケの行われたところなので、ファンの方ならよくご存じと思う。
私は、『北の国から』の大ファンというほどではないけれど、
主要登場人物である、純や蛍(そしてこの人物を演じた俳優さん達)とちょうど同年代なので、
この長きにわたったドラマの彼らは自分の成長と同時に成長していったのであって、
そういう意味では想い入れの深いドラマでもある。
そして、その頃、何もかも外国かぶれであった私に、
北海道というところへの憧れを植え付けたのも、このドラマだったと思う。
今ほどの情報化社会ではなかった当時、
映像の与えるインパクトは今よりずっと大きかったから。

大人になって、ものすごい情報化社会になって、遠い国のできごとや
みたい景色がディスプレイ上で瞬時にみられるようになった。
でも、行ってみないと、五感で感じることはやはりできない。

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麓郷展望台方向へ、丘の斜面を登っていく。
振り返ると、この眺め。

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この日はそう寒くない(ガイドさん談)ということではあったが、
フル装備の服装で参加した私は、少し運動すると汗をかくほど暑くなったので、
帽子やネックウォーマーが邪魔になってしまった。
しかし途中で急に向かい風が吹き、呼吸も難しいほどに。


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雪原の風紋と、風にさらわれて、粉雪が舞いあがる様子はとても
幻想的で、ゆっくりみていたかったが、何せ風が強いとカメラを
構えるのも難しかったりする。
耳は切れそうに痛かった。
運動する前提なら、そう厚着する必要はないが、イヤーウォーマーは
あったほうがよかったかな。。。

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この辺りは夏は花畑だそうで、さぞかしキレイなのだろうけど、
やはり冬の真っ白な景色はとても清浄な気持ちになれて、
私はこちらのほうが、好きかもしてない。

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雪原には、私達の足跡だけ。。。
こんな素晴らしい白銀の世界だけれども、この時この場所にいたのは私達だけで、
他には人の姿もなく(年末という事情もあるかもしれないが)、足跡もなし。
静寂と透徹の白銀世界。

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スノーシューは簡単に深い雪の上をスイスイ歩ける。
ただ、ガイドさんは何の問題もなくサクサク進んでいるのに、
私はひとりでズボズボ雪に埋まったりしていたので、
やはり何か体重のかけ方に問題があったのかも。
でも、スキーがうまくできない私としては、雪の中で
自由に動ける手段としてとても助かるので、今冬、自分用に購入しようかと
思っている。

昼食は『富良野バーガー』を頂いて、
午後からはドライブへ。

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銀世界のドライブ旅行記@富良野 ① [富良野(冬)]

年末年始の過ごし方は家庭によって大きく異なるだろうが、
身軽でそこそこアクティブな大人二人だけの我が家では、
貴重な休暇である年末年始、家でのんびりという選択肢はあり得ず、旅行に行くのが恒例である。
冬は冬らしい雰囲気を楽しみたいので、例年雪国をめざす。
昨年、一昨年は連続して北陸・岐阜方面に行った。
今回は、私の大好きな、北海道に行くことにした。
他の時期には何度か行ったことがあるが、冬の北海道は初めて。
と言っても、居住地近くの空港からは北海道いきの定期便は
夏期限定で冬季はないので、まずは飛行機探しから。
意外と地方から冬の北海道にいくのは簡単でなくて、
一番簡単なのはたぶん、羽田経由にするのがいいのだけど、国内線で乗り換え有なのも
いまいちだな~と思って、神戸ー新千歳のスカイマークを利用することにした。
12月28日出発の2泊3日。
北海道は決して近くはないので、もうすこしのんびり滞在したいところだが、
休みは4日しかないので、致しかたない。。。

神戸空港にむかう途中の淡路島室津PAからの瀬戸内海の眺め。
淡路島の高速道は眺めのいいところが多いが、この辺りでは特に
高速道が高いところを通っていて海を見下ろしながら走る感じ。
この日は特に海の色が格別にキレイだった。

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神戸空港から、、、
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雪の新千歳へ。
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外国にいくときに、着陸前、目的地を上空から見て、どんなところだろうとわくわくするけど、
雪に覆われた北海道の大地(たぶんみえたのは苫小牧)を上空から見ると、
初めての場所でもないのに、気分が高揚した。

さて、到着したのは15時半ごろなので、この日も活動する気十分で、すぐに
予約していたレンタカーを借りて出発した我々だったが、
レンタカーに乗る前に日没を迎えてしまった。
午後4時過ぎには暗くなり、4時半ごろには完全に夜の雰囲気。
不覚なことに、北海道の日没時刻がこんなに早いと思っておらず、驚いたけれど、
明石よりずいぶん東で高緯度にあるので、確かに、そうなるのですね。。。
有り難いことに、日本標準子午線の近くに住んでいるので、いままで
時刻の感覚のズレをあまり感じたことがなかっただけで。

暗くなってしまっては、あまり活動する気がなくなってしまって、
かといって札幌に寄ると遅くなりそうだし、、、ということで
今夜からの滞在地である富良野に直行することにした。

道東自動車道の新しくできた占冠ICを経由すると早く行けるらしいと聞いていたが、
レンタカー店のスタッフいわく、かなり雪深いところでもあるとのことで、
真っ暗でいきなり雪道も、、、というわけで、道央自動車道を選択。
札幌近辺では路上に雪はなく(ロードヒーティング?)、あっても気温が
0℃前後なので、溶けていたりした。
三笠ICで高速を降りて、一般道へでたが、真っ暗なので、
どういう景色のところを走っているのかまったくわからず。。。
道は圧雪路で、ローカル道路ではあるが、片側1車線分の除雪はきちんと行われていて
走り難いことはなかった。
19時ごろには富良野に到着。

見通しのきかない真っ暗な雪道を延々といくドライブだった。
旭川方面からいけばよかったのかも。

夕食はふらのワインハウスにて、またチーズフォンデュ。
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こちらのチーズフォンデュは生クリームが入っているようで、かなりマイルドな味わい。
個人的にはもう少し辛口が好きだが、チーズのたっぷりしみこんだパンは美味。

予報では、我々の滞在中の天気は曇り/雪であった。
翌日は朝からスノーシューツアーを予定しているので、吹雪にならないよう
願いながら、ワインを飲んで、早めに就寝。



翌朝、7時ごろ。


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晴れてはいないが、部屋からみえた幻想的な朝焼け。


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十勝岳連峰がみえている。
結局、その後は、ガスがかかったりして、十勝岳がキレイにみえたのはこの時だけだった。

ホテルの庭を散歩などして、

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スノーシューツアーに出かける。
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今シーズン最初の雪景色 [one-day trip あれこれ]

新しい年、2012年になり、12月の出来事がはやくも「去年」の出来事になってしまう。
12月下旬にはこの地域でも山間部では雪が降り始めるので、
雪景色が好きな私には少し楽しみな季節でもある。

瀬戸内に住んでいると、生活の上ではスタッドレスタイヤにする必要は
全くないのだが、少し中国山地側にいけば大幅に気候が異なるし、
休みの日も積極的に積雪地域に出かけたいので、
12月中旬には毎年スタッドレスに履き替えている。

というわけで、今シーズンも12月第3週にスタッドレスに交換してスタンバイ。
クリスマス前の連休にシベリア寒気団がやってきて、
日本海側で降雪の予報だったので、クリスマスイブの日、今シーズン最初の
雪景色を見に中国山地は蒜山へドライブ。

いつも天候の安定していることの多い岡山県南部を通過中は
全く雪の気配はなかったが、
米子道湯原ICのトンネルを抜けるとそこは、、、
本当に雪国だった。。。
(実際にはかなり手前からチェーン規制の表示があるので、
雪が降っているであろうことは確信しているのだけど)
いつも冬にここを通ると思うことであるが、このトンネル前後の風景の違いはすごい。
トンネルを通っている間に別世界になる。
岡山県は県北と県南の気候の違いが甚だしいのだと思う。

蒜山はすでにかなりの積雪。
まずは昼食を。
恒例のチーズフォンデュ。こういう食事は、雪景色も御馳走の一部ですね。

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食事中にもかなりの勢いで雪が降っていて、
外に出ると車のガラスもミラーも雪で覆われていた。

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ゆっくり景色をみて、写真をとってみたりしようかと思っていたけど、
予想以上の風雪で、外で佇むこと自体がけっこう大変。
気温は車の気温計では-1℃。
雪の勢いは増していき、道もあっという間に白くなる。

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あまり荒れ模様にならないうちに帰途についたが、
帰り道、ずっと雪が降り続いていたから、1日で随分雪深くなっただろう。

そして、瀬戸内エリアまで帰ってくると、案の定、
山地の荒れ模様とは打って変わって...晴れていた。
さすが、晴れの国 というべきか。

「雪景色が好きだ」などとお気楽に言っていられるのも、私が温暖な地域に住んでいて
雪国に赴くのはレジャーに限られるから、なのだろう。
雪国の人々はこれから雪に閉ざされる生活。
その大変さを、私は知らない。
けれど、一度は雪国に住んでみたいとも思うのだった。



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