国道フェリーで黄昏クルーズ [瀬戸内海のみえる風景]

「クルーズ」といっても、ディナークルーズとかそういうお洒落めいた話ではない。

ものすごくローカルな話題ではあるのだけど、
岡山県玉野市宇野港と香川県高松市高松港を結ぶ、宇高航路で運行していた
『宇高国道フェリー』が、去る10/17をもって休止状態となった。
瀬戸大橋の開通、最近の高速道路料金の値下げで利用客減となり、今までも
他の会社が、この航路から撤退してきた。
そして、2社残っていたうちの、国道フェリーが休止。残るは、『四国フェリー』のみとなる。

瀬戸大橋は私が小学生の頃にすでに完成していたので、
私は宇高連絡船に特別の思い入れがある世代ではないのだけど、
岡山、香川両県に在住歴のある自分としては、やはりちょっぴり寂しい気持ちになる話題である。

あくまでも、「休止」ということなので、再開もありうるのかもしれないけれども、
休止前に一度乗っておきたくなり、9月の末のお天気の良いある日、仕事帰りに乗船した。


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ちょうど、中秋の名月の数日前だったので、もうすぐまんまるになりそうなお月様が空に。

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この航路は、自然の眺めが美しいというよりは、多くの人工物と産業活動を眺めることもできる航路である。
造船所あり、

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煙突の煙あり、

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そして、海にかかる橋あり。
ただし、瀬戸大橋よりけっこう東を走るので、橋はちょっと遠くにみえる。

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大きな地図で見る

夕焼けバックの、宇高国道フェリーのマーク。

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斜陽、黄昏、なんかちょっと切ない、そんな気分。


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この時期は、海風に吹かれても、寒くもなく、そして、暑くもなく。
船の上がすごく快適。
しかも、甲板にはだ~れもおらず。

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1時間の船旅。

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便利さ、という意味では、橋は本当に便利だ。
けれども、船が身近にあるというのは、やっぱり特別なもの。
相反するし、私には如何ともし難いことなのだけれど。。。


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