トルコ旅行記6日目 (9/9) イスタンブール→出発 [トルコ旅行]

早くも最終日。
旅行期間が短いので、まだ旅疲れもなく、元気である。

ホテルからはマルマラ海がみえたが、
やはりボスフォラス海峡や旧市街というのがイスタンブールらしい眺めだろうから、
それを求めるのであれば、新市街の小高い丘の上などに泊るのがベストであろう。
ホテル内マルマラ海に面したオープンエアのカフェで朝食をとって、
帰国に備えてある程度荷物を整理しておく。
フロントの人に聞くと、車はチェックアウト後も無料で預かってくれるとのことで、
チェックアウトして、荷物を預けておいた。
このKalyon Hotel、従業員の対応も早いし、旧市街の良いロケーションにありながら、
駐車場も広く、車旅にはなかなか良いホテルであった。

本日はまず、グランドバザールへ。
トラムT1でSultanahmetから最寄りの駅まで行く。
グランドバザールというと、薄暗い通路にびっしりオリエンタルな商品が並ぶ、
異国情緒満点の迷路商店街を想像していたが、
実際には、通路に液晶テレビが備え付けられたりしていて、とても現代的。
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そして、商品ももちろん絨毯や陶器、タイルといった伝統的なものもあるが、
高級ブランドのいわゆるコピー商品みたいなものも多数あり。
あまり購買欲を刺激されることなく、早々に通り抜けてしまった。
もちろんこんないい雰囲気の店も。(ランプ屋さん)
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ところで、イスタンブールには多数の野良猫がいる。
あっちにも、こっちにも、猫ネコねこ。
(ちなみに、野良犬もたくさんいる。)
常に観光客の多いイスタンブールとあって、用心深い動物であるはずの猫も
完全に人慣れしており、
各国の猫好き観光客達にパシャパシャ写真をとられているのであった。
(私も猫好きです、はい。)
これは、スルタンアフメット・ジャーミィ前のベンチで昼寝する猫。
観光客たちが猫を撮る順番を譲りあったりしてて。モデルみたいね、あなた。
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そして、グランドバザールのはずれにいた猫。
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昨日ガイドブックでエミノニュからアジア側に渡るフェリーは
15~30分に1本程度の頻度であることをチェックしていた私は、
やはり海に心惹かれて、フェリーでアジア側に渡ってみることにした。
フェリーターミナルのある、エミノニュに行くと、
ボスフォラス、ボスフォラス、ボスフォラス、ボスフォラス、ボスフォラス~........」と
ボスフォラスを連呼しているオジサン多数。
時間があれば、もちろんしたいですよ、ボスフォラス海峡クルーズ。
でも、残念ながらあんまり時間ないんです...。
エミノニュには行き先ごとに分かれた停泊所がある。
Jetonというコイン型の切符を買って乗船する。
海からボスフォラス大橋を眺め... この日はやや曇りがちであった。
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チャイなどのんで優雅に~と行きたいところだが、距離が短いので、すぐ到着。
フェリーはÜsküdarに着いた。
あんまり行き先を深く検討せずに、飛び乗ったのだが、
アジア側に行くなら、やはりKadıköyに着くフェリーに乗るべきであった...
まあ、特別何かしたかったわけでもなく、フェリーに乗りたかっただけだから、いいか。
また同じ航路のフェリーに乗り、ヨーロッパ側へ戻る。
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今度は、新市街がどんなとこだか、ちょっと見てみようと思い、
またトラムT1に乗ってガラタ橋を渡り、
終点Kabataş‎でフニキュレルに乗り換えて、タクシム広場へ。
イスタンブール中心部は、これら公共交通機関も発達しており、大変便利。
トラムもフニキュレルも新しくて、とてもキレイ。
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フェリーと同様、Jetonというコイン型切符で乗ることができるが、
地元の人々はICOCAみたいな切符で乗車していた。
『トルコで私も考えた』の作者の方がイスタンブールに住み始めたころは
まだトラムも建設中で、新市街にいくには、バスの停留所を降りて
随分歩いたりと、大変だったらしい。
いまや、トルコのとくにイスタンブールやアンカラなどの都市部は
利便性という点ではヨーロッパの街と何ら変わることなく、完全な先進国だが、
これもここ15年ほどの間に急成長したものであるよう。
私たちのような旅行者は、その街のほんの1点の時間しか見ないから、
移り変わりがまったくわからずに、「トルコってこんなとこ」と思ってしまうが、
住んでいる人からすると、目まぐるしく変わってきた街なのだろう。

新市街の通りは非常に人が多くて、雰囲気としてはやはりヨーロッパの
古い街に近い。
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トルコ民族はもともとはアジア系の民族なのだろうが、
実際には外見上いわゆるヨーロッパ人に近い人もとても多い。
髪も黒髪の人もいるが、金髪、褐色と様々で、
これまた文明文化の十字路あったことを思い起こさせる。
東洋、西洋どちらから見てもエキゾチックなところ。

タクシム広場は、昨年自爆テロがあったところである。
こんな、観光客の多い、にぎわった場所で...。
そう考えると、少し茫然としてしまう。
まだそれから1年経っていないのである。
早く、人が人の命を奪うようなことがこの地球上からなくなることを祈るばかりである。
そんなこともあってか、街中でパトカーがをかなりよく見かけた...。
そういえば、トルコのパトカーは自由度が高いのか、
Mini oneやJukeのパトカーも見かけた...。おしゃれというかなんというか。

新市街で簡単に昼食を済ませると良い時間になったため、
また旧市街へ戻り、
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スィルケジ辺りでささっと土産など買って、車をとりにホテルへ。
下はヒュダーベンディガー通りの店で買った飾り皿。
英語堪能な店のお兄さんによると、セルジューク朝の柄だそう。
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イスタンブールでは、いろいろ屋台があって、焼きとうもろこし、スイカ、トルコアイス、
他によくわからない食品など多数見かけた。
トルコアイスは確か一時日本でも有名になった。
私たちは、MADOというトルコアイスのお店で、ひとつ買って食べてみた。
これは大変美味しかった!
この店が日本にないのは大変残念だ...

そして、アタテュルク空港へむけて出発。
途中、できたばかりっぽい雰囲気のCarrefour S.A.の巨大ショッピングモールへ寄って
食料品などを買った。
トルコまで来てまたCarrefourに行ってしまった...。
ZARAやArmani Jeansやどこでも見かける店が多く、売ってるものも流行りも同様で
なんだか最近世界が(少なくとも大型ショッピングモールは)均質化しつつある気が。
全然トルコと関係ないが、モール内でKrispy Kreme Donutsを発見したので、食べてみた。
先日、大阪駅のKrispy Kreme Donutsに大行列ができているのを目にしたばかりだったので
どんな味なのかと思い...。(ちなみにこちらは閑散)
結果、特別な味というわけでもなく、私は普通に近所のミスドでいいやと思った。

アタテュルク空港は、表示が非常にわかりやすいため、レンタカーも迷うことなく、
無事返却できた。
あまりきちんとメーターを見なかったが、今回の総走行距離は1500Kmくらいだったよう。
燃費は16~17Km/Lくらいかな。(きちんと計算したわけではない)
夫はとても車が好きなので、乗ったことのない車に乗ると、
運転の感覚だとか機能だとか、乗り心地だとかいろいろ語る。
今回も「乗り心地どうだった?」と聞いてきたが、
「え、別に、普通。いいんじゃない。」というと、
「それだけ?」みたいな、もっと熱く語ってほしそうだったけど、私は、あんまり車に興味ないので。
でも、運転お疲れ様!

すでにOn line check-inをしていたため、空港カウンターの手続きも早く、
出国審査等々も拍子抜けするほど早く済んでしまったため、
空港でかなり時間を持て余した。
アタテュルク空港はあまり大きくないのに、すごい人の多さで大混雑であった。
19:30の飛行機でドバイへ向けて出発。
眼下にイスタンブールの夜景が広がっていた。
東京や大阪の夜景もすごいといつも思うけれど、イスタンブールはとにかく広い。
(香川県くらいの面積らしい。)
そしてずっと、いろいろな街の灯りを見ながらのフライト。
夜のフライトもいいものだ。
さようなら、トルコ!!
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