トルコ旅行記3日目 (9/6) イスタンブール→黒海沿岸→アンカラ [トルコ旅行]

朝食後、ちょっとホテルの周りを散歩して、クルーザー停泊所なんかを眺めた後、
昨日チャージに失敗していたショッピングモール内のTURKCELLに行き、
無事チャージできたSIMカードをget、これでスマートフォンを自由に使えるようになった。
天気は快晴、日本より少し涼しく、少し湿度の低い爽やかな気候である。

いよいよ本格的なドライブを開始。
本日の目的地はアンカラ。距離およそ450km。
Car Navigationは念のためAvisで予約していたが、
夫が数年前ヨーロッパ滞在中に使用していた『TomTom』に
トルコの最新版のマップをダウンロードし、宿泊予定のホテルの情報などを入力して
持ってきていたので、こちらを使用した。
(AvisのカーナビもTomTomだった が、取り付け部品がなかった...)

まずは、ガソリンスタンドによってKGSカードを購入せねば。
最初に入ったガソリンスタンドでは売っておらず、Shellで購入。
店員さんによれば、このカードは銀行かShellでチャージできるらしい。
同じく店員さんによれば、アンカラまでの高速道路の往復なら、20TL(トルコ・リラ)で
大丈夫とのことなので、20TLチャージしておく。
DSC02585b.jpg
ちなみに、このKGSカードとはKartlı Geçiş Systemiの略で、
直訳すると、高速道路利用制御システムみたいな(?)意味だろうか。
とにかく、高速道路の料金を払うためのプリペイド方式カードなのだ。
私たちはShellで買ったけれども、銀行や、高速入口のゲートでも買えるらしい。
こういった情報は下記のサイトに詳しい。
<< TURKEY TRAVEL PLANNER by TOM BROSNAHAN >> (英語サイト)

そして、高速に入るときは、こんなゲートがあるので、
もちろん、KGSのほうを通る。
DSC02446b.jpg
隣のOtomatik Geçiş (OGS)というのは、
絵からも想像できる通り、ETCみたいなもののようだ。
現金で支払えるゲートは、私たちのルート上では見かけなかった。

まず、ヨーロッパとアジアを結ぶボスフォラス大橋を渡って、アジア側へ。
ヨーロッパとアジアを結ぶといっても、橋の長さは1000mくらいなので、
あっという間に通り過ぎてしまう。。。
でも、気分はとても盛り上がるのだった。
DSC02452b.jpg


高速道路Otoyol O-4をどんどん東へ進んでいく。
道路は片側3車線だが、さすがイスタンブールは大都会なので車の量が非常に多い。
そして進んでも進んでも街の景色が延々と続き、住宅地が途切れて街を抜けるまでに
ずいぶんと時間がかかった。
イスタンブールが超巨大都市であることを身をもって実感した私達だった。

高速道路上には、かなりの高頻度でサービスエリアServis Alanıがあり、
殆どのサービスエリアにガソリンスタンドが入っていた。
DSC02591b.jpg
日本では、ガソリンスタンドを備えたサービスエリアの数がそう多くはないので、
長距離高速を走るときはどこのサービスエリアで給油するつもりのか
少しは考えておかなければいけないが、トルコはそんなこと考えなくてもよさそう。
大きなサービスエリアだと、ショッピングモールを併設しているところもあり、
私たちはそんなサービスエリアのひとつに入って
『Ramiz』というトルコ料理のファーストフード店のようなところで昼食をとった。
Köfteという小さなハンバーグみたいなのが入ったサンドイッチ(8TLくらいだったと思う)を
食べたが、結構美味しくて量も多すぎず良かった。
ただ、店員さんにほとんど英語が通じなかった.....

食事を終えて、外にでてみると、なんとなく嫌な予感はしたけれど、やはり車を洗車されていた。
店に入る前に、駐車場のアスファルトがやたら濡れていて、
まわりの多くの車のワイパーが立てられていたので、
もしかして、勝手に洗車されるんでは~ とは思ったが、やはり。
私たちが戻ってきたところを見計らって、
向こうの方で別の車を洗車していた少年が近付いてきた。
車、借りたばっかりでまだキレイだから洗車いらなかったんだけど、とは思ったものの
彼らはそんなことお構いなしなんだろうし仕方ないので、心付けをわたす。
そういえば、10年以上昔カナダで、信号待ちで停止している車に
人が駆け寄って勝手に窓を洗って、お金を要求する場面をみたことを思い出した。
「勝手に洗わないで!」と怒ってる人もいたな~。
こういう文化は日本にはない(と思う)けれど、けっこう外国には広く浸透してるんだ。。。

さて、このまま高速を走ると、異常に早くアンカラにつきそうなので、高速を降りて
寄り道することにした。
一度は黒海をみてみよう と思いつきで、黒海方向へ。
さすがに地方の一般道となると、道路わきでロバが荷台を引いて併走していたり、
人がけっこう挑戦的に道路を横切ったり、牛が横断したり、という場面もあり、
イスタンブールではあまり感じられない、昔ながら(であろう)風景もみられる。

Akçakocaという街まで走って、黒海に初めて対面した。
DSC02459b.jpg
DSC02461b.jpg
内海なので、波はおだやか。
ちらりほらりと海水浴客がいたけれど、もう9月だし、さすがに水が冷たそう...

ここからEreğliを経て、Zonguldakまで走り、黒海ドライブを終了、
また内陸にむかい、高速へ戻る。
Safranboluに寄ってもいいかなと思っていたのだが、
内陸にむかう道は拡張工事の最中で、
登坂車線のない登り道でトロトロ走行の大型トラックに何回も捕まってしまい、
予想以上に時間がかかってしまったので、寄り道はあきらめて、一路アンカラへ向かうことに。

もう一度高速道路O-4に入り、アンカラに向けて走行。
緑豊かだった黒海沿岸から景色は徐々にかわっていき、
低木と土の色の乾燥地帯へ。
標高が上り、高いところだと1500mくらいあっただろうか。
一度途中でトイレ休憩したが、シャツ一枚では非常に寒かった。

また走ると少し標高は下がっていき、暗くなるころにアンカラに無事着いた。
ホテルの駐車場に入るとき、車体後部の底面を鏡のような道具を使って調べていた。
トルコも昨年イスタンブールで自爆テロがあったので、警備を強化しているのだろう。
そういえば昨日のホテルでも、ゲートで「車の後ろを見せろ」といわれたが、
その時は何の為かよくわかっていなかった...
ホテルの建物に入るときやショッピングセンターの入り口でも必ず
金属探知機を通るようになっている。
でも、私がヘアークリップや時計を付けていて「ピーッ」と鳴っても
別に止められもしないし、ほぼ素通り。
まあ、外見上誰がみても東アジア人だし、無害そうにみえるんでしょう.....

バス大国、トルコだけあって、イスタンブールやアンカラには巨大なバスターミナルがあり、
都市部にはバス専用路線があって、超満員のバスがどんどん走っていたりした。
高速などでみかける長距離バスは、外から見る限り非常に新しく、快適そうなバスが多い。
時間に余裕があれば、ガイドブックの勧める通り、バスの旅も良いのかもしれない。
ただ、この日は3回も、路肩にバスをとめて、後方のエンジンルームを開けて
乗客たちと運転手が覗き込んで議論している光景をみた。故障、だろうね。
よくあること、みたいだったけど。

本日のドライブルート

大きな地図で見る
トルコの一般道は予想したよりはるかに快適に走ることができた。
制限時速は基本的に90km/hで、頻繁に信号もないし、渋滞もしないし、
標識も絵が多く直感的にわかりやすいし、
ガソリンスタンドの数も多いから、ちょっとした買い物やトイレにも困らないし。
拡張工事中のところも多かったから今後はもっと快適になるのだろう。
というわけで、明日はカッパドキアまで往復することにした。












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